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2026/10/27 14:20

DOCKET EVENT PLANNER 2027

「広げてA4もいいけれど、畳んでA4というのもいいのでは?」

大阪で文具と収納用品のお店「ドケットストア」を営んでいる私は、どうにもA4サイズが好きだ。A4コピー用紙を入れる道具を作ったり、A4文具を集めたイベントを開いたり、A4コピー用紙の束の形をした照明に大興奮したり。以前から私の発信を読んでくださっている方には、もはや説明不要かもしれない。

そんな私が作った、オリジナルの「DOCKET EVENT PLANNER」。もともとの小さい版は、A4の紙に1年分のカレンダーを載せ、四つ折りでA6まで小さく持ち歩ける道具だった。広げたときのA4を起点にしている。

そこで今度は、畳んだ状態をA4サイズにしたスケジュールカレンダーを作った。普段はA4の紙面に3ヶ月分の予定を書き込めて、半年、1年と広げられる2027年版の新作だ。1年を全部広げると新聞紙ほどの大きさになるのだけれど、考え始めた場所は今回もA4。広げてA4の次は、畳んでA4。どうやら私は、A4を起点にする方法をもうひとつ見つけてしまったらしい。

その前に、もともとの小さい版について少しだけ。イベントプランナーが生まれたのは、2024年の「手帳の市」に出店したときだった。会場でA4コピー用紙を折ったり切ったりしていたら、紙1枚でできる「手帳みたいなもの」ができてしまった。そのときの経緯は、こちらのnoteに詳しく書いている。

手帳のイベントに出たら、オリジナルの手帳っぽいものができた話(note)

細かい時間や用事はスマホで管理しながら、イベントや出張の予定は、数ヶ月まとめてバーっと眺めたい。小さい版では、1年を見渡す紙面をA4にして、持ち歩くときはA6に畳めるようにした。今回の大きい版は、3ヶ月を書き込むいつもの紙面をA4にして、先の予定を見たいときにはそこから広げていく。どちらも出発点はA4で、A4で使う場面が違う。同じ期間を表示したとき、大きい版は小さい版の縦横2倍、書く場所は4倍になる。

まず、畳んだ状態がいつものA4サイズ

最初は広げずに、そのまま見てほしい。四つ折りの状態で3ヶ月分の予定が縦につながっている。大きさは210 × 297 mm。仕事でよく見るコピー用紙と同じA4サイズなので、置いたときの感覚も想像しやすいと思う。

これで四つ折り。3ヶ月分を表示した状態がA4サイズになっている。

これで四つ折り。3ヶ月分を表示した状態がA4サイズになっている。

小さい版では、数日続くイベントを線で囲んだり、短い言葉を添えたりすることを考えていた。詳しい情報はスマホの中にあって、紙には「このへんは大阪、このへんは出張」という大まかな輪郭を描く。小さく持ち歩けることと、予定を俯瞰できることを両立させたかったのだ。

A4版は、その1日分のマスも大きくなった。イベント名を書いた横に、搬入日や発送の締め切りを添える。文字を極端に小さくしなくても、予定の前後に必要なことを書き足しやすくなる。紙面を大きくすると、眺めるだけでなく、書きながら考える使い方がしやすくなるのだと思う。

ひとつ開くと、半年の予定が隣り合う

次に、四つ折りの紙をひとつ開いてみる。左に1〜3月、右に4〜6月。A4の紙2枚分、A3相当の大きさになって、半年の予定が一緒に見える。

このGIFでは、3ヶ月から半年へ開く動きだけを見せている。A4版の3Dイメージ。

四つ折りをひとつ開くと、3ヶ月から半年表示に。A4版の3Dイメージ。

この見渡せる範囲が、イベントプランナーで大切にしているところだ。たとえば、5月のイベントに向けて4月に準備をして、終わった翌週には別の場所へ出張する。開催日だけを見れば空いていても、その前後を一緒に見ると「ここにもうひとつ予定を入れるのは無理だな」と気づけることがある。

月ごとのページを行ったり来たりすると、前の月に何を書いていたか、頭の中で少し覚えておく必要がある。紙を広げて隣に置いてしまえば、そのひと手間がいらない。日付をひとつずつ管理する道具はスマホに任せながら、こちらでは数ヶ月のつながりを見て考える。だから、立派な手帳というより「イベントプランナー」という名前がしっくりきた。

6月と7月の間にも、予定は続いている

ただ、半年を眺められるだけでは、まだひとつ気になることがある。「1〜6月」と「7〜12月」に分かれてしまうと、6月の終わりから7月の頭にかけての予定が、ちょうど境目をまたいでしまうのだ。カレンダーの上では前半と後半でも、こちらの仕事や生活は、そこでいったん終了してくれるわけではない。

そこで、紙をもう少し変わった折り方にしている。真ん中の切り込みを使って折り替えると、4〜6月と7〜9月が隣り合う。今度は「4〜9月」の半年を、ひと続きに見られるようになる。

中央の折り替えに注目。1〜6月の表示から、4〜9月へ切り替わる。

中央の折り替えに注目。1〜6月の表示から、4〜9月へ切り替わる。

これで、6月末の搬入、7月の開催期間、その後の片付けまでを同じ紙面で確認できる。春から夏へ続く仕事や、夏休みに向けた準備を考えるときにも使えると思う。さらに折り替えれば、7〜12月を表示することもできる。

必要ない人には、たぶん必要ない機能だ。だけど、「いま見たいのは、そことそこなんだよな」という部分がつながって見えるのは、なかなか気持ちがいい。紙1枚で、少し変わった動きをしながら、その視界を作れる。小さい版で気に入っていたこの仕組みは、大きくなってもしっかり残している。

A4から1年を広げると、新聞紙ほどの大きさに

半年だけでなく、1年の流れを眺めたいときもある。そんなときは、折り目を全部開いてしまえばいい。12ヶ月分のカレンダーが1枚に並び、紙の大きさは420 × 594 mmのA2サイズになる。

半年表示から全体を広げるとA2サイズに。1年を眺めたら、また畳んで使える。

半年表示から全体を広げるとA2サイズに。1年を眺めたら、また畳んで使える。

3ヶ月分をA4で使えるようにしたので、1年分を広げるとA4の4枚分になる。一般的な新聞1ページを思い浮かべてもらうと、この大きさの感覚が近いと思う。「A4サイズのスケジュールカレンダーです」と差し出しておいて、1年分を広げるとこの姿。説明は合っているのだけれど、ちょっとした手品のようではある。

ただ、年の前半と後半を見比べたり、出店が続く時期と、少し余裕のある時期を眺めたりするには、この大きさが頼もしい。机の上に広げて、まだ決まっていない予定の置き場所を考える。目の前に1年分があると、いま考えていることが年のどのあたりにあるのかを見失いにくくなる。

そして見終わったら、いつものA4サイズに畳んで、付属のA4クリアホルダーへ。必要なときは半年や1年を大きく眺めて、普段の書き込みや持ち歩きは、ほかのA4の書類と同じ感覚で使う。今回の大きい版は、この畳んだときのA4を起点に考えた道具なのである。

小さく持ち歩くか、大きく書き込むか

もちろん、小さいA6版も2027年版を用意している。こちらは広げたときのA4を起点にしたカレンダーで、四つ折りにすると105 × 148.5 mmのA6サイズになる。いつもの手帳や小さな荷物に入れておき、予定を考えるときにA4まで広げる。この使い方なら、小さい版の身軽さが頼もしい。

同じ3ヶ月表示で比較。A4版はA6版の縦横2倍、紙面の面積は4倍。

同じ3ヶ月表示で比較。A4版はA6版の縦横2倍、紙面の面積は4倍。

今回の大きい版は、畳んだときのA4の紙面に、文字を大きく書きたい人や、机の上で予定を考えたい人へ。小さい版は「広げてA4」、大きい版は「畳んでA4」。どちらも同じ2027年1〜12月、月曜始まりのカレンダーで、同じA4から考えているのに、使いたくなる場面が違う。それもまた、紙の道具のおもしろいところなのだと思う。

なお、初期のイベントプランナーについて書いたnoteでは、ご自身ではさみを入れて仕上げてもらう形を紹介していた。今回の2027年版は、折り目も切り込みも加工済み。サイズに合ったクリアホルダーと取扱説明書も付属するので、そのまま使い始めていただける。

広げてA4と、畳んでA4。小さく持ち歩く形を考えても、大きく書き込む形を考えても、やっぱりA4にたどり着いてしまう店主である。来年の予定をバーっと眺める道具として、どちらのA4の使い方がしっくりくるか、見比べて選んでいただけるとうれしい。

DOCKET EVENT PLANNER 2027
紙1枚を折り替えて、3ヶ月・半年・1年の予定を眺めるカレンダー。
A4版:880円(税込)/A6版:660円(税込)
カレンダー本体・クリアホルダー・取扱説明書付き。送料別。
販売:ドケットストア

A4版の商品ページはこちら / A6版の商品ページはこちら

※GIFとサイズ比較図は3Dモデルによる説明イメージです。実物の色や質感は商品写真をご覧ください。

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