2020/05/30 10:18
人は「忘れる」生き物だ。
辛い記憶、消したい過去。
事実はなかったことにできないけれど、せめて忘れておくことで気を狂わさずに生きていくことができる。
ただ、忘れたくないものもある。
仕事とプライベート用にカバンを使い分ける時、いつも入っているはずの充電池と充電ケーブルを移し忘れて何度傷ついたことだろう。
深夜バスでの移動途中で、モバイルバッテリーを家に忘れたと気づいたときには思わず叫びかけたことだってある。
それを解決してくれるのが整理ケースだ。
整理ポーチ、バッグインバッグ、呼び方も種類も色々あるけどそういったモノたちは非常に便利だ。
普段持ち歩くものをまとめておくことで、カバンを使い分ける際の移し替えも楽ちん。
そう。人類はついにカバン変更時の道具移し忘れ問題を解決したのである。
めでたしめでたし。
しかし、人類の欲深さは半端ではない。
整理ケースという概念を手に入れた人類はよりよい整理ケースを求めてしまう。
整理ケースがあることで便利になった喜びをも忘れて、やれ中身が見えたほうがいいだの、透明部分が汚れると嫌だの、デザイン性や使用感がどうのだのいい出したのである。
私には、そのことを責める気はない。
あなたももし、そういう人間だったからと言って追求する筋合いもない。
なぜなら、私もまた、罪深き探求者に他ならないからだ。
そして、今回は私がついにであった素晴らしい整理ケース『PLOTTER MESH CASE SLIM(プロッター メッシュケーススリム)』の話を聞いてほしい。
見せる収納と隠す収納の両立を生む、メッシュ素材と仕切り
中身が見える整理ケースは、世の中にないわけではない。
むしろよくある定番な機能だと言える。
でも、透明ビニールは傷や汚れが気になってしまうので、長期的に使い続けることを考えるとMesh Case Slimのメッシュ素材という選択肢は非常にありだと思う。
ただ、中身が見えるタイプの整理ケースって、見た目に気を使うと必要なものを入れられなくなったりする。
一方で、必要なものをすべて入れるとカッコよさが失われてしまうこともある。
そんな課題を、Mesh Case Slimはある工夫で乗り越えている。
それが、内側にある仕切りの存在だ。
この仕切りの存在によって、見せたいものはメッシュ側に。
隠したいものはメッシュと反対側に入れることで、見た目が非常にスッキリする。
たったそれだけの工夫で使い勝手が変わることにはとても驚いたし、正直手にとるまでこの仕切りの存在を見落としていた。
本当に少しの工夫なのだけど、Mesh Case Slimをスタイリッシュに見せてくれる重大な要素がここには詰まっている。
片手ですぐに開けれるバネ口機構
そして、このMesh Case Slimの最大の特徴は、片手で中身の出し入れが可能な「バネ口機構」だ。
整理ケースはだいたい、チャック式だったりスライダージップを使ったものが多いため、開け閉めにはチャックを持つ手と本体を押さえる手の両方が必要となる。
でもMesh Case Slimは開け口を両サイドから強めに持つだけで、中身を手に取ることができる。
これが、意外と便利で、屋外などのカバンで片手が塞がっている状況下でも使いやすい。
サイズ感がこれより大きくなってしまうと、片手では開けられない。
片手で開けられて、底が深いこの形状だからこその使い勝手の良さがある。
もちろん手を離せば開け口も閉まる。
閉め忘れが発生しないことも非常に利便性を高めてくれている。
何かと便利なDカンの存在
Mesh Case Slimには出し入れ可能な「Dカン」が標準装備されている。
Dカンと聞くと馴染みが無いかもしれないけれど、要するにキーホルダーをつけるのに便利な金属製の輪っかのことだ。
使わない場合には内部に隠せる。
使うときだけ引き出せるので、デザイン上のノイズになっていないのも素晴らしい。
ここにネックストラップを取り付けたり、ショルダーストラップを取り付けるだけで、簡易なカバン代わりにもなる。
イベントごとやちょっとした散歩でも重宝する。
また、Dカン単独でもフックなどに引っ掛けて使うこともできるの。
家に帰ったら、Mesh Case Slimをカバンから出し、決まった場所のフックに引っ掛けておく。
そうすれば、毎日フックからその日に使うカバンにMesh Case Slimを入れるという習慣も身につく。
使う人のアイデア次第で活用の幅が広がるので、ぜひ面白い使い方が見つかったら教えてほしい。
創造力を発揮するために、整理ポーチにできること
Mesh Case Slimのサイズ感は本当に絶妙で、ちょっと入れときたいものが入れられる。
通帳。
パスポート。
メモ帳や文具。
スマートフォン。
ポケットティッシュ。
充電ケーブルや充電池。
あなたの身の回りの、ふとした瞬間すぐに使いたいモノたちがかっこよく収められる。
しかも薄型なので場所をとらず、だいたいどんなカバンにも収まる身軽さも大きな魅力だ。
Mesh Case Slimを生み出したブランドのコンセプトは、創造力で未来を切り拓く人が最高のアイデアを生み出し、発想をカタチにし、新しい世界を創り上げていくための道具を提案することだそうだ。
創造力をフルに発揮するには、頭の中を空っぽにしておく必要がある。
そして、「カバンの中のものを移し返さないと!」という意識は、頭の中で結構容量を食う。
ぜひ、面倒なことを忘れて、創造に没頭するための道具として役立ててもらえたら嬉しい。