日本中のコピー用紙の裏紙を置きたくなるトレー | docketstore

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2020/02/08 11:16

「え。そんなところにオフィスあるんですか? ぜひ行きたいです」

その道具の生みの親、株式会社Yの三宅さんに会ったのはそれが最初だった。

5年ほど前。
私は大阪の中心地、梅田で働くことになったため、少しでもストレスを和らげられる住処を探してたどり着いたのが靭公園近くの物件。

あのグランドスラムを制した大坂なおみちゃんも幼い頃に練習したというテニスコートもある靭公園は、緑に溢れる都会のオアシス。

その物件の向かいに建っていたオシャレなビル。
当時、きっとオシャレでハイセンスな人が働いているのだろう、自分には縁がないのだろうなと思っていた。
そこに三宅さんのオフィスがあると聞き、私はお土産をもって遊びにいった。

そこで待ち受けていたのは、ちょっとやりすぎなぐらいに無駄な部分を「削ぎ落とされた」プロダクトたち。
下手すると身だけでなくて、骨まで削りに入っているぐらい。
ブランド名も『SOGU』
ブランド名も名は体を表すとはまさにこのことだなと思いながらお店で取り扱うことを決めた。

その中でも魅入られてしまったのが「A4 ペーパートレー」

今日ご紹介する、ドケットストアが全力で推している「コピー用紙を美しく置く道具」である。

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プリンターという文明の利器が生まれて数十年の時がたった。
印刷物を手軽に印刷できるようになったことで、人類の仕事のスピードは大きく上がった。

その一方で、人類は新たな問題に直面することになった。

そう。
コピー用紙がコピー機に入らなかった分がぐちゃぐちゃになって棚に置かれている問題である。

それだけではない。
裏紙を再度活用したいけれど、それもぐちゃぐちゃになって棚に置かれてしまう問題も人類を同時に苦しめているのである。

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そんな些末な問題。問題とも言えない。

あなたはそう思うかもしれない。

けど、この問題。気になる人には気になるのだ。

裏紙も置く場所がないから裏紙印刷用のコピー機のトレーにセットしたりするんだけど、あのコピー機のトレーを引き出したり閉めたりときの「ガチャッ」という音の耳障りさとか。
閉めるときに完璧に閉められてなくて印刷にエラーが出たときのいらだちと犯人探しとか。

小さく苛立ちが募る。
誰も笑顔にならない。

オフィスを快適に過ごせるかって多分、そういうことの積み重ねで成り立ってると思うんです。
ちゃんとゴミを帰る前に捨ててるか・・・とか。
小さなすれ違いがオフィスの空気を悪くする。

そんな問題を解決してくれるのが、SOGU ペーパートレーなのである。

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構造はシンプル。

2つの角の部分にだけフチを作ってあげることで、コピー用紙や裏紙を手に取りやすくしてある。

いまのところはA4サイズとA5サイズが100枚程度収まるサイズを展開。

今後はA3サイズや大容量タイプを展開予定とのこと。

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デザイナーのオフィスに置いていてほしいプロダクトとしてSOGUのシリーズを出していると生みの親の三宅さんはおっしゃられていました。
三宅さん自身もコピー用紙を手軽な創造の道具としてラフスケッチなどに活用されているそうです。

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コピー用紙を外袋から出した瞬間の美しさをそのまま机に置けて、維持できる

かつメモ紙のように使えるなんて最高としかいいようがありません。

それが、使ってると環境に優しいとはいえ貧乏臭さを感じてしまいそうな裏紙であっても、きれいな紙の塊に変換することができるわけです。

これはもはや改革。

そう。まさに働き方改革ですよ。

大げさに思われるかもしれませんが、誰でも使えて同じような効果がでる道具って素晴らしいと思うんです。そしてA4のコピー用紙がない仕事場なんてほとんどない。

コピー用紙が変わることで1%のいらだちが快適さに変わり、かつそれが毎日繰り返されていくのであれば、こんなに素晴らしいことはないと思う。

そのインパクトは日本だけでなく、A4コピー用紙を使う世界中で起こりうるインパクトです。