重さわずか40g タフに使えてかっこいいTybec製のPCスリーブ【アナハイム ラップトップスリー】 | docketstore

BLOG

2020/01/08 10:12

旅はいろんなことを教えてくれる。

ドイツでは、ユースホステルに辿り着けずに公園のベンチで寝ても、意外と死ぬことはないことを知った。
シンガポールでは、まちはゴミひとつ落ちてないのにごみの分別はしていないことを知ったり。
ミクロネシアでは、自生する芋と危機感のない魚が取り放題なため人口の半分が働かないと聞いたときには、永住をするべきか悩んだ。

でも、他のどんな経験よりも、アメリカでの経験は私に大いなる教訓を与えてくれた。


それは2014年。

アメリカにポートランドというイケてるまちがあると、雑誌「POPEYE」で知った私。

画像4

ポートランドに行ってみないか?

いかにもおしゃれな表紙に惹かれ手にとった。
ポートランドにはおしゃれなカフェやかっこいい革製品があり、そしてまちづくりもイケイケと言うではないか。

かつて雑誌POPEYEを「ポパイ」ではなく「ポップアイ」だと勘違いしていた私は、この雑誌に負い目を感じている。
ちなみに「Francfranc」のことも「フランクフランク」と呼んでいた。
フランクフルトソーセージのことしか頭になかった残念な人間だった。

少しでもおしゃれな空気を吸って、刺激がほしい。
ちょうど夏休みが取れたので一念発起。
銃社会ということでちょっと緊張しながらもアメリカへと向かった。

サンフランシスコ空港で乗り換えて、ポートランド空港を目指す。
ポートランドの空港は全米でも親しみやすいとガイドブックで書いてあった。
降り立った空港はこじんまりとして落ち着く雰囲気だった。

しかし、そこでアメリカの洗礼が私に襲いかかった。

画像1


・・・カバンが出てこない。

これか。
これが噂のバゲージロストってやつか。
預けた荷物が出てこないっていう、最悪のパターンのやつ。

やはりアメリカ。
何事も簡単にはいかない。
このままでは、手元にある最低限の荷物だけで数日を。
いや、下手をすれば全日程を過ごさなければならない・・・。

意気消沈しながら、それでも空港の職員さんに相談をすることにした。

「すみません。バゲージロストしたっぽいです」と慣れない英語で話しかけた私。

「OK」と言って、にこやかに職員さんは対応してくださった。
だが、そのパソコンを操作する手が、怪訝な顔とともに止まった。

「…あら。珍しいケースね。カバンはロストしてないわ

・・・。

・・・ん?
・・・どゆこと?

呆然としている私に空港職員さんは言い放った。

「ロストしてるのはあなたよ」




スクリーンショット 2020-01-01 23.31.54

サンフランシスコで乗り継いだ飛行機。
どうも違ったらしく、私はポートランドから南東に約250kmズレたレドモンド空港にたどり着いていた。

バゲージはロストしてない。

パッセンジャーがロストしていた。

空港がこじんまりとしているのは当たり前だ。
地方空港なんだから。
親しみやすい雰囲気とか、そういう問題じゃなかった。

なにか途中でおかしなところがなかったのか?
そう、言われてみれば確かに。
乗り継ぎの際に「ヨシヒロ ヤマタカ〜」とアナウンスで呼ばれて空港のお姉さんにチケット見せたら「オーケー♪」って感じで飛行機に案内された。

「ヨシヒロ ヤマシタ」なんて名前、あまり知り合いにもいないので、呼び間違いか聞き間違いじゃないのか?って思って念の為に確認したがゆえの悲劇。
初めてのアメリカに慎重になりすぎたが故の悲劇・・・である。

結局乗ってきた飛行機がそのままポートランドに行くから乗って行っていいよーと手配してもらってたどり着いたポートランド空港。
その時までは、経由地で間違って降りた可能性も捨てきれなかったが・・・

画像3

「おい。遅かったやないか」


いた。
私の預けたカバンが待っていた。.
ベルトコンベアでぐるぐる回っていることはなく、空港の職員さんにばっちり預かられていた。

自分がカバン出てこないなーと思っていたように。
カバンも「持ち主出てこねえなー」って思ってたんだろう。
ちなみに、ポートランド空港はレドモンド空港と違ってちゃんと大きかった。


このアメリカでの経験(twitterで昔つぶやいて騒ぎになりましたが)から私は、どんなに気をつけていても預けた荷物と離れてしまう可能性があることを学んだ。

それからはできる限り手荷物で飛行機に持ち込む癖をつけた。
理想はトランクひとつ
浪漫飛行にイン・ザ・スカイだ。

軽量でコンパクトなもの。
もちろんできれば丈夫なものを探していった。

今回紹介する『アナハイム ラップトップスリーブ 13インチ』もそんな中で見つけた一つだった。

画像5

スティーブジョブスが、MacBook Airを発表した時。
封筒に入れて、その薄さをアピールしていたことはまだ覚えている人も多いはず。
アップルが好きな人にはたまらない形状をしている。

封筒のような見かけだけど、素材はアメリカのデュポン社の作り出した不織布素材素材「タイベック」を使用。

まず特筆すべきはその軽さ
PCケースの重さはなんと『40g』に押さえられている。
ノートパソコンが通常1kg前後あるのに、ケースまで重たいものが多い中でこの軽さは素晴らしい。

更には少しくらいの雨には負けない防水性。
このPCケースも防水性に加えて、パッケージには水洗いまでできることをマークで表示しているぐらいに自信に満ち溢れている。

画像6

4mm圧のポリエステルフォームがクッション材として入っていて、ふとんやダウンのようにキルティングがなされている。
クッション材が偏ってしまわないようにという工夫と同時に、見た目の美しさも兼ね揃えている。

画像7

画像8

使えば使うほど皺がついて味が出ていくので経年劣化も楽しめてしまう。

奇しくも商品のシリーズ名である「アナハイム」は、アメリカの西海岸にある地名。(日本の会社さんのプロダクトですが)
西海岸でロストして揃えはじめた旅の道具が、まさかアメリカ西海岸つながりでみつかるとは、何か縁を感じてしまう。

もちろん旅の手荷物にも便利ですが、日常でも便利です。
13インチまでのパソコンはもちろん、ipad等のタブレットをいれたりA4サイズの紙資料をクリアホルダーに入れて一緒にまとめても、防水性があるので完全防水ではないにしろ安心できます。

できれば二度とロストするのはごめんだけれど、このケースに出会えて本当によかったと思っています。

興味を持たれた方はぜひ、試してみていただければと思います。